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映画『森聞き』 感想文

2011/03/31
友達に薦められて、映画『森聞き』を見てきた。

公式HP http://www.asia-documentary.com/morikiki/

100人の高校生が、100人の森の名人を訪ねる試みがつづけられている。
この映画では、4人の高校生が、それぞれ日本各地の山村に暮らす老人たちを訪ねた。
「森の名人」と呼ばれる人たちの人生と技を聞き書きするためだ。



期待を裏切らない映画でした。


◇映画に関して良い点2つ

・音楽がいい。
・名人たち自身の言葉を大事にしている。



音楽は、フィンランドのラヤトンというアカペラグループの曲が使われてました。
すごく響きがきれいで、森の神聖な雰囲気と合ってると思った。

あ。わたしはこの映画を見て、新見の山の中しかイメージできませんでした。
山の映像が出てくると、わたしにとって肌で思い出すのは新見の山の中だから。

その、私が思い出す山の中は静かで、ざわざわして、神聖な雰囲気があるのですが、
そういった雰囲気とよく合う曲たちだった。


・・・ちなみに私は、会場で販売されていたCDを買ってしまった。

大学2年の夏、内モンゴルの砂地で星空の下聞いた、
ガイドのさっちゃんが歌ってくれたモンゴルの民謡くらい、すごく心に染み込んだから。



ドキュメンタリーを映画をあまり見ないからでしょうか。
ちゃんと本人たちの言葉をそのまま見せるというのは、とても素敵だと思いました。

自分もインタビューをしたことがあるからこそ、
あんなに心にぐっとくる言葉を引き出せている高校生たちがすごいと思ったし、
純粋に名人たちの言葉に感動してしまった。

新見でも思ったけど、やっぱり山の中には人の心を落ち着かせる不思議なチカラがあるんだ。





◇上演後の座談会「コーヒーたいむ」がまた、ものすごくよかった。

監督と出演者の女の子とお話できた。


映画の裏話から、日本社会全体の価値観や世代間の違いの話、
これからの日本の話、本当に色々話した。


●監督が自主映画を作るワケ

絶対面白くなると分かっていても、どうなるか分からないから
企画書やシナリオを書けない。

結果として『森聞き』も、焼畑が好き嫌いだとか、
木こりのおじいちゃんがすごく面白い話を色々してくれたのを撮れたけれど、
それは想定できたものではない。

企画書やシナリオを描けないものは、テレビの番組としては作れない。
だから自主映画を撮るんです、とね。


●映画作りにおける監督

監督ってのは、「他人のふんどしをとる」仕事だと。

場をつくるというか。

脚本も書けないし、映像を撮る技術もないけれど、雑用したり、人と人をつないだり、
その空間をうまく作ることは自分にもできると思ったから監督になった。


●種を守っていく理由とは

「理屈抜きで分かる人と、分からない人がいる」
というのが現代日本の姿であり、あらゆることに通ずるものの一つ

なのではないか、というのがその場で出た結論だった。

でも本当のところ、名人の答えは誰もわからないし、分からないからこそ、気になる。
気になることは大事なことで、いつまでも気にしておけばいい。

それぞれに自分が映画を見て感じる答えがあればいい。
答えを見つけられない自分に気づくのもいい。

分からないことの良さや、分からないことに対する許容が今の日本は足りないんじゃないの?

分かってしまったら、過去のことになってしまう。

答えを求めることが当たり前で、簡単に答えを与えてしまう世の中に問題意識。


●責任

残していくことに対する責任を感じているのだろうか。

名人たちは、失った後にはもう取り戻すことができないのだということを、
身にしみて感じているからこそ、残すことにこだわるのではないだろうか。


●名人世代と高校生の世代。そしてその間の世代。

間の世代。監督の世代、つまりバブルの恩恵を受けた世代?

この世代は日本の歴史の中でもかなり特殊な世代なんじゃないか。

未来は絶対に明るいと思って育ってきた
ブランドが大切で
お金に困るなんてありえない

そんな価値観を持つ世代と、私たちの世代との間に価値観のギャップがあるのはどうしたらいいのか。

世代だけが関係しているわけではない。


●次の時代へ

農村の生活に移行する人が確実に増えるのではないかな。

今後、3%成長が続くなんてありえない。
GDPがあがっていくなんて、難しい。

年収が下がっていったとき、300万、200万と下がっていく。
そうしたとき、都市で生活することは難しい。

でも農村の生活ならできる。
現金収入以外で、価値をもつものが沢山あるから。

農村へ人が戻っていくのではないか。



(その場にいた人の意見と、わたしの言葉とが混ざったMEMOです)












megkaho

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